
ダイエットは、健康に向かうための行動です。
無理をしたり、苦しみを耐えながら、なんとかやりに抜く苦行ではないし、他の健康面との引き換えに手に入れるものでもありません。
本来であれば、身体に良いことをしているので、気分や体調が良くなったり、場合によっては「病院に行っても、特に問題ありませんと言われるような体調不良」などが改善することもあります。
自分のダイエット方法が間違っているのかを見抜くサイン
もし現在ダイエットに取り組んでいて、逆に体調が悪くなったり(周りからそう見えるようになったり)、何らかの症状が出現するようになった場合は、間違ったダイエット方法に取り組んでいる可能性が高いです。
このページでは、間違ったダイエット方法を選んだ場合の典型的な身体の反応を説明していきます。
もし当てはまる項目があれば、現在取り組んでいるダイエット方法を見直して下さい。もちろん、特別にダイエットに取り組んでいない人の場合でも、当てはまる項目があれば、ご自身の食生活を見直す事をおすすめします。
1.食べたくなる・食べたりない気がする
使えるエネルギーが足りていなければ、身体はエネルギーを欲します。
つまり、食欲です。
この食欲は、食べ物の量だけで説明できるような単純な問題ではなく、身体が必要としている栄養が足りているかが重要です。
身体に必要な栄養が足りていなければ、食べてもすぐにお腹が空いているように感じます。特に、糖質過多の食事(間食)の場合も、食べたくなります。
パンダは雑食性だが主食は笹。
1日14時間は食事し、残りの時間はほぼ寝ている。生命を維持させるために、
・沢山食べる必要があり、
・なおかつエネルギー消費を抑える必要がある。パンダに限らず植物を主食とする動物の多くは太っている。植物性食品ばかりの食習慣は健康的とは程遠い。 pic.twitter.com/P2XLf3Rfkl
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) August 12, 2019
また、食べ足りない気がする状態で、我慢を続けるのは精神的にも良くありません。「食べなくても大丈夫」という状態を作れないダイエット方法は基本的に上手くいかないと考えておいた方が良いです。
2.イライラ・集中力低下・倦怠感
もともと性格でイライラしやすい人、集中力が続かない人もいるので、あくまで「食事内容を変更した」「新しいダイエット方法に挑戦している」という人が、以前よりもイライラが多くなったり、集中力が続かなくなったり、という場合を指しています。
正しいダイエット方法で取り組めている人は、心も身体も楽になる。爽快な気分に。
ダイエットに取り組んで
・イライラする
・眠気が強くなる
・集中力が低下こんな状態なら、間違ったダイエット方法を選んでいる。
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 22, 2019
また、正しい食事方法でダイエットを行えていれば、倦怠感ではなく、エネルギーに満ち溢れ元気になるはずです。
原因不明の倦怠感や身体のダルさは、うつ病によるものの可能性もあります。
必要な栄養が足りていない場合は、気分の落ち込みなど精神的にも悪い影響が出ます。もし、医師に相談しても原因がはっきりせず、基礎疾患などの疑いなどもないという場合は、不足している栄養を補う事で回復する可能性は大きいです。
3.寒がり・体温低下
前回の記事でも説明していますが、摂取カロリーを減らすと、身体は消費エネルギーを減らす事で収支のバランスを整えようとします。
その一つが、心拍数を抑え、血圧を下げて代謝活動を落とします。いわゆるエコモード(省電力モード)の状態です。
【栄養素が足りない人の特徴】
・低い心拍数
・低血圧
・寒がり
・原因不明の倦怠感低血圧で寒がりな人は、絶対にカロリー制限ダイエットをしてはいけない。
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 6, 2019
私が担当してきた中で、栄養管理がしっかりできていない人の多くは寒がりだった。
これは、体温を発生させるためのエネルギーがないからだ。
下手な食事制限は体を蝕むので注意しなければいけない。— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 15, 2019
体は、熱産生を抑えるので、体温が低くなったり、冷え性になったります。
体温が下がると免疫力も落ちるので、風邪も引きやすくなります。
4.女性らしい体型から遠のいていく
時々、みられるのが、極端な制限ダイエットを行いつつ、さらに一つ(もしくは少数)の食材しか食べないなどの制限&偏食ダイエットです。
これでは、残って欲しい場所から痩せていきます。また、脂肪やタンパク質が不足するために、細胞の新陳代謝や、女性ホルモンが作られないので、女性らしい体つきから遠のいていきます。
栄養がしっかりと摂れているダイエットは、見た目も綺麗なボディラインになります。逆に、むりくり体重を落とすと、胸は小さくなり、お尻は垂れて、太もも周りのお肉が最後まで残るので、見るに耐えない体になる。
綺麗に痩せたいなら食事量ではなく、食事の内容を見直すべき。
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 18, 2019
【日々、ダイエットに励む女性へ】
もし、ダイエットに取り組んで、胸のサイズが極端に小さくなったなら、それは間違ったダイエット方法である。正しい健康的なダイエット方法は、胸は小さくならないし、肌ツヤも良くなって美容にも良い。
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 8, 2019
5.不妊
もちろん、栄養だけが原因ではなく、複雑な因子が絡み合っている可能性が高いので、あくまでも一要素として理解しておいて欲しいのですが、脂肪摂取を極端に避ける女性で、コレステロール値が常に低値という方は、脂質不足が妊娠しにくい状態を作っているかもしれません。
体の細胞はタンパク質を原料とし、その細胞膜はコレステロール(脂質)が原料。
ホルモンもコレステロールを原料とし、女性の場合だと、月経不順、月経前症候群や、不妊などにも影響する。
特に不妊で悩んでいる人は、血液検査にてコレステロール値が低くないかを調べてもらうと良い。
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 28, 2019
その他には鉄分も非常に重要になってきます。
もし、現在、不妊治療に取り組んでいる方の場合は、病院で血液検査も行なっていると思いますので、これまでの検査データをチェックしたり、主治医に栄養面の問題がないかを改めて確認しておく事をおすすめします。
6.胸焼け
脂っこいものを食べると胸やけが起こるという人がいますが、胸やけを起こす理由は、炭水化物過多の食事の方です。
お肉を食べた後に胸焼けが起きたという人もいると思いますが、調味料や香辛料が影響している場合が多いです。もちろん、調味料や香辛料は植物性です。
いわゆる「胸焼け」とは、「逆流性食道炎」のこと。
胃酸が逆流するために起こる。胃の筋肉(噴門)の機能低下やストレスによる胃酸増加、持続的な腹部圧迫などが主な原因。
高脂質食が原因と思われがちだが、糖質制限で良くなるケースも多いので、胸焼けを感じる人は食生活を見直すべし。
— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 20, 2019
「胃が弱い」「胸焼けを起こす」だから植物性食品をとるように心がけているという人は、負の連鎖になっている可能性があります。
特にお肉などの動物性タンパク質や脂質は、消化が悪いと思われがちですが、けっして消化に悪い食べ物ではありません。ニラやネギなどが便として出てくる事はあっても、お肉が消化できずに形を残したまま便として出てくる事はないというのが、何よりの証拠です。
ただし、これまで、動物性タンパク質をほとんど摂ってこなかった人の場合は、急にお肉の量を増やす事は避けて下さい。
7.体重の下げ止まりやリバウンド
間違ったダイエット方法でも一時的な体重の低下は起こります。
しかし、体重がダイエットの開始初期だけは順調に落ちたものの、その後は停滞してしまう・下げ止まるという場合は、間違ったダイエットである可能性があります。
ただし、これは、1日1日の変化の事を言っているのではありません。皮下脂肪はゆっくりと落ちていくので、3ヶ月以上の経過をみる必要があります。よって、3ヶ月〜半年(最大で12ヶ月)くらいで下げ止まる場合が該当します。
もし、カロリー制限をして、一時的な効果に止まった場合、さらにカロリー制限を行う人がいますが、これはかなり危険な行為なので注意して下さい。
消費カロリーを減らすと、最初は体重も体脂肪も落ちるが、徐々に反応が悪くなる。
体が今の食生活用に適応するからだ。この効果は、最大で12ヶ月しか持たないという研究がある。
もとの状態よりも蓄えやすい体に変貌しながら体重は戻っていく。— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 16, 2019
ダイエットを短期的な体重変動で考える人も多くいますが、間違ったダイエット方法でも短期的な成果は出ます。問題は、良い状態を維持できない事です。
リバウンドしてしまうようなダイエット方法は最初から間違ったダイエット方法と考えるべきです。
まとめ
「健康的なダイエットをすれば、持病も直せる」というような極端な事を言いたいのではありません。
しかし、正しいダイエット方法であるなら、体には良い影響を及ぼし、心も体もダイエットによって苦しめられるという事はないはずです。
食生活が原因で、何らかの体調不良が出ている場合に考えられることとして、一般的には二つのケースがあります。
一つは、そもそも間違ったダイエット方法に取り組んでいるということ。
これまで定説とされてきたダイエットの常識には、多くの間違いがある。
ざっと挙げると、以下のようなもの。カロリーを制限する事こそが重要だ。
食事は小分けにして回数を多くした方が良い。
野菜を多くとった方が良い。
できるだけ低脂肪が良い。
朝食には、果物を取り入れよう。— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) August 14, 2019
もう一つは、「特定の食材に限定して食べるようになったら良い反応が出た」という事をきっかけに「やりすぎ」に走る場合です。少し上手くいった事をきっかけに、盲目的になっていないかは、自分自身で気づきコントロールする必要があります。
「これだけ摂れば大丈夫!」という言葉は幻想
摂ればとるほど悪くなるものはあるが、
摂ればとるほど健康になれる魔法のような食材は存在しない。— ダイエット専門doctor (@tnpb5553) July 25, 2019
どちらの場合も、体が悪い反応として教えてくれるかもしれません。また、極端な方法に挑戦しているという方は、医師に相談のもと、血液検査などを定期的に行いながら実践する事をおすすめします。
不摂生の場合はもちろん、もし、正しいダイエット方法と思い込んで取り組んでいる事が、体調不良の原因になっているようでしたら、少し食生活を見直してみてください。
ダイエットdoctorの栄養学ブログ|目次
- 【要注意】実は間違いばかりのダイエットの常識
- 自分のダイエット方法が間違っているのかを見抜くサイン
- 正しいダイエット方法(主に食事内容について)
- 【朗報】ダイエット成功の秘訣は、実はたった2つの事だった。
- 正しい食事でインスリン分泌を抑える
- インスリン抵抗性を改善させ、インスリン値を下げる。
- 食事ダイエット 成功への1ヶ月ロードマップ
運営者:ダイエット専門doctor
役立つダイエット情報をtwitterにて、日々、呟いていました。最近は更新少なめですが、良かったフォローして下さい。

