すでに痛風予備軍なのに現実から目を背けて、食生活の改善に取り組めない人が多いです。
痛風はホント辛い病気です。尿酸値が高くなりはじめているなら早めに対策をとって下さい!

ダイエットdoctor

「数年前から会社の健康診断で尿酸値が高いといわれるようになりました。」

数年前から会社の健康診断で尿酸値が高いといわれるようになりました。
「食事を気をつけないと痛風になる」と言われたけど、症状がなかったので後回し。気づいたら、何も対策しないままの生活が1年以上が経過していました。
ついに足の親指のつけねに猛烈な痛みが出現し、松葉杖がないと歩けない状態です。親指は赤く腫れ上がっていて、病院では痛風と診断されました。
鎮痛剤と尿酸を下げる薬を服用を開始しました。痛風は完治しないとも聞きました。どうすれば良いですか?今からできる事はありますか?

Aさん(37歳 男性 会社員)

 

痛みは、鎮痛薬を使えば2週間ほどで落ち着きます。
しかし、残念ですが、痛風は一度発症すると、これからずっと向き合っていかなければいけません。

健康診断で尿酸値が上がり始めていると指摘された段階で、対策をとっていれば、痛風を発症する事はなかったはずです。

薬にしても、サプリにしても。その時に服用していれば、2ヶ月程度の短期間の使用で良いですが、一度発症したのなら、これからは尿酸値が上がらないようにサプリなどでコントロールして下さい。

 

 

こんにちは。ダイエットdoctorと申します。

冒頭の相談は、私のところにきた、37歳・男性からの相談です。

 

私の回答にもあるように、痛風を発症してからでは、もう遅すぎるんですよね。

尿酸値5.5mg/dlに近い人は、早めに対策を開始して下さい。

まだ、異常値じゃないからと言って、

「これから、少しずつ気をつけようかな、、、。」

なんて呑気なこと言っている人多いですが、本気で後悔します。

 

放置しておくと、気づいた時には高尿酸値となり痛風になります。

痛風は、仕事にも影響するし、家族にも迷惑をかけます。

何より、一度発症すると、ずっと、痛風と向き合って生きていく必要があります。

 

いつか対策しようとか、いつか食生活を改善しよう、、、なんて言っているうちに、どんどん数値が悪化するのが典型的なパターンです。

不健康になってはじめて、健康の大切さに気づくのですが、できる事なら、全ての人が体を悪くする前に気づいて欲しいと思っています。

ぜひ、健康のことを後回しにせずに、早めに対策する事をおすすめします。

 

まずは、尿酸値を下げる成分について

尿酸値を下げる成分には、アンペロプシン、キトサン、ルテオリン、アンセリンなどがあります。

その中でも、ルテオリンには尿酸値が高め(5.5 mg/dL超~7.0 mg/dL未満)の人の尿酸値を下げる機能が報告されており、

  • くすり以外で尿酸値を下げたい
  • 最近の検診で、上がり始めている事に気づいた
  • 尿酸値を良い状態で安定させたい

と考えている人はルテオリンが特におすすめです。

※ もし、すでに尿酸値がかなり高い場合(尿酸値8以上)は、くすりが必要となるので、主治医からの指示に従って下さい。

※ 改善後に、尿酸値のコントロール目的で使用する事ができます。

成分名 特徴
アンペロプシン 適応:尿酸値6.0以上

尿酸の素になるプリン体の吸収を抑制できない

キトサン 甲殻類の殻などに含まれる多糖類の動物性食物繊であるキチンを加工したもの

カニ、エビなどの甲殻類などのアレルギーに注意

ルテオリン 5.5 mg/dL超~7.0 mg/dL未満の男女の尿酸値を下げる機能が報告
ポリフェノールの一種で、セロリ、ピーマン、えごま油などに含まれている
※ 閉経後の女性の尿酸値上昇にも有効な成分
アンセリン 上昇を抑える機能

β-アラニンとメチルヒスチジンという2つのアミノ酸が結合した成分

なお、ルテオリンは、尿酸値が正常値に戻りつつある状態(7.0 mg/dL未満)の維持にも有効とされています。

 

 

ルテオリンが尿酸値を下げるメカニズム

ルテオリンが尿酸値を下げるメカニズムは以下の通りです。

 

プリン体が尿酸に代謝される前にキサンチンという物質になります。

ルテオリンは、キサンチンに代謝される際に働く酵素の活性を阻害することで、高めの尿酸値を下げます。

血清尿酸値が5.5~7.0mg/dLの日本人30人を対象にしたヒト試験では4週間継続して摂取した結果、血中尿酸値が有意に減少したことが報告された成分です。

 

もし、尿酸値を積極的に改善したいなら、食べ物だけで対策せずに、尿酸値を下げる有効成分を取り入れる事が大切です。

なぜなら、上記の図のように、どれだけ低カロリーの食べ物だったとしても、キサンチンの代謝を抑制する成分は含まれていないためです。

単純にプリン体の摂取を避けるだけの消極的な対策にとどまります。

 

そもそも尿酸値と痛風の関係とは?

  • 尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症
  • 尿酸値5.5mg/dl を超えると、高いと判断(予備軍)
  • 尿酸値が高い=痛風になる
  • 痛風の患者数は約100万人(予備群は約1,000万人)

 

→ 尿酸値が高ければ高いほど、また高尿酸血症の期間が長ければ長いほど、辛い辛い「痛風」を引き起こします。

 

痛風は、他の生活習慣病よりも本当に辛い!

なぜ、痛風が辛いのかと言うと、

「単純に痛みが強いから」だけではありません。

 

一度、痛風になると、もう完全に治る事はありません。

 

周期的に激痛発作を繰り返す事と、

さらに、

痛風発作中に慌てて薬を飲むと、よけいひどくなって、もっと強い痛みが出たりします。
(発作中は尿酸値を急に下げるのもダメなんです。)

 

だから、痛風は厄介なんですよね。

 

 

一度、痛風になると、劇的に人生が変わります。

一度痛風発作を起こすと、この先の長い人生はなかなか辛い縛られた人生になります。

「あれはダメ」「これはダメ」となります。

 

みんなが楽しそうに食べ飲みしているところに、

  • 自分だけ、カロリー低めの質素な食べもの
  • ノンアルコール

こんな感じで我慢を強いられます。

 

それでも、痛風発作は定期的に襲ってきます。

 

冒頭でも触れましたが、一度発症してしまうと、もうできる事は痛風発作の周期を遅らせるだけです。

食生活を改めても、発作の周期が遅くなるだけで、必ず痛風発作は再発し、繰り返します。

 

旨いものを食べても、心の底から喜べません。

常に罪悪感が生まれます。

 

本当に辛い人生ですよね。

 

重要な事は、痛風発作を起こさない事です。

でも、多くの方は、痛風発作が起こらないと対策を打たないんです。

だから、こうやって記事にして情報を発信しています。

 

痛風は、尿酸値が高い人が発症

尿酸値が高いことを高尿酸血症と言います。

 

尿酸値5.5mg/dlに近い人は、予備軍に入るので、無視していると、今は大丈夫でも、いずれ高尿酸血症となり痛風を引き起こします。

 

また、高尿酸血症があるだけで腎障害や尿路結石、メタボリックシンドローム、糖尿病、脂質異常症、高血圧などを引き起こすリスクが高いといわれています。

 

尿酸値は、低いにこした事はありません。

少しでも気になる方は、今すぐできる対策からはじめましょう!

健康診断でひっかかった人はもちろん、お酒が好き・旨い物が好きという人も、長い人生を楽しむために、ちょっとずつ対策はしておいて下さい。

 

 

 

痛風対策のよくある失敗リスト

尿酸値が8.0mg/dLを超える人は薬による治療を行い、尿酸値6.0mg/dL以下を目指します。

尿酸値6.0mg/dL以下まで持っていければ、薬は一時中断となりますが、今後は悪化しないように注意しなければいけません。

 

下記の痛風対策のよくある失敗リストに、当てはまるものがありませんか?

チェックしてみて下さい。

 

食生活を改善できない

体には悪い事とは分かっていても、ついつい旨い物を多く食べてしまう、ビールを沢山飲んでしまう。

これを改善しないと、尿酸値は間違いなく上がり続けます。

1日のお酒の適量は、ビールの場合は1日500ml、日本酒の場合は1合程度とされています。

毎日の飲み過ぎ・食べ過ぎには注意しましょう。

 

こればっかりは、セーブするしか方法はありません。

 

また、皮下脂肪が蓄積すると尿酸の排せつが妨げられます。肥満そのものが尿酸値を上げてしまいます。

そのため、食生活を改善して、肥満を解消することが大切です。

 

正しい食生活を理解していない

尿酸値は、腎臓から尿酸を排泄する事によって、下げる事ができます。

その際、尿をできるだけアルカリ性にする必要があります。

酸性には、尿酸が溶けにくく排泄効率が下がるので、アルカリ性に傾ける事で排泄しやすくするためです。

 

尿酸値を下げるための正しい食生活を理解しましょう。

例えば、アルカリ性食品である野菜、海藻、いも類、きのこ類、バナナ、牛乳を多く摂ると尿がアルカリ性に近づきます。

しかし、尿酸値に良い場合でも、他に悪さをする可能性があるので、摂りすぎには注意して下さい。

バナナは、尿酸値とともに血圧も下げる効果がありますが、糖分が多いので摂りすぎると糖尿病のリスクがあります。

 

逆に、尿酸値を上げてしまうものは、脂の多い肉類やアルコールです。表示されているプリン体量が少なくても、体内で尿酸の合成を促す食品なので控えめにします。

レバー、あん肝や白子、ビールなどが、積極的に避けたい食品です。

 

薬やサプリを継続できない

尿酸値が上がっているなら、尿酸値を下げる有効成分の摂取が必要となります。

 

医師から処方された薬は、途中で勝手に止めずに飲みきって下さい。

また、健康診断でひっかかった人は、必要に応じて定期的に診察を受けて下さい。

 

食生活にしろ、薬やサプリにしても、継続できないと意味がないので、最初から続けやすい方法を選べないとけっきょく失敗します。

 

例えば、

「毎日、きのこ食べる!」と言っても、現実的ではありません。

気づいたら忘れています。続けられるわけがありません。

 

薬やサプリにしても、1日に3回も服用しないといけないと大変です。

もし、1日1回なら続けやすいですね。

 

また、好みの問題もありますが、顆粒タイプより、粒タイプの方が飲みやすいです。

薬の場合は医師に相談して、サプリの場合は続けやすいものを選んで下さい。

 

偽物のサプリを使っている

市販されているサプリには偽物も多いので、注意してください。

ドラッグストアで売っているものでも、実は怪しいものが多いです。

 

ちなみに、私の知人が、よく分からない外国製の尿酸を下げるらしいサプリを使っていました。

 

成分表を確認してもよく分からない。とりあえず怪しすぎる。。。

さすがに、「そのサプリは、全く意味ないよ!」と注意しました。

 

飲みものや食べ物でごまかしている

せっかく尿酸値を下げる事ができる薬や、サプリメントがあるのに、

「尿酸値を下げるかもしれない」という淡い期待で、特定の飲み物や食品を多くとる人がいます。

中には、良い物もありますが、本当に効果を出そうと思うと、相当な量を食べないといけません。

 

食品中に含まれる有効性成分は本当にわずかです。

食べ物や飲み物は、種類によって、「悪さをしないもの」であって、積極的に尿酸値を下げる効果はありません。

 

もし、尿酸値がすでに上がり始めているなら、飲み物や食べ物でごまかさずに、

薬や効果の認められているサプリメントを服用しましょう。

 

なんでも試せば良いというわけじゃない!

私の知人は、「効果がありそうなら、なんでも試してみたいから、、、。」と言っていましたが、この考え方はまずいです。

 

サプリっていうのは、臨床テストなどを行い、効果に関する正しい報告がある成分を選ばないと、全く意味がないんです。

 

「ルテオリン」という成分は、尿酸値を下げる機能性が報告されており、機能性表示食品として使われている成分です。

この「ルテオリン」が有効成分として含まれているかを確認して下さい。

 

ちなみに、私も予防策として服用していて、知人にもおすすめした「尿酸キクA錠」という尿酸値が高めの人が飲む機能性表示食品が最も有名かと思います。

もちろん、ルテオリンが含まれています。

 

少し調べれば分かる事ですが、尿酸値を下げる効果が報告されているサプリってかなり少ないんです。

尿酸キクA錠」は、まだ高尿酸になっていない人も使える安心のサプリなので、まだ何も対策できていないという人にはおすすめです。

 

この商品です。

公式サイトでは、キャンペーンをやっている事が多いので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

尿酸値改善は1日にしてならず

食生活の改善と、薬やサプリ(機能性が報告されているもの)は、継続する事です。

 

短期間だけ頑張っても意味がありません。

特に、瞬間的な努力は、リバウンドを引き起こします。

 

「我慢したから、ご褒美に、、、」

なんて発想になって、暴飲暴食したら意味がないどころか、マイナスです。

 

だから、お酒を急に止めたり、旨いものを完全に控える努力をするよりも、

きつい努力を必要とせずに、楽に長く続けられる方法を探してください。

 

その一つの方法として、ルテオリンを含んだ機能性表示食品は、私が知る限りベストな方法だと思っています。

次回の検診で、「先生にバッチリ改善していますね!」なんて言ってもらえるように、今から少しずつ取り組んでみて下さい。

 

最後に、、、。

私の知人が、怪しいサプリに手を出した理由は、尿酸値が上がり始めているという指摘を受けたためだそうです。

それで、慌てて、ドラッグストアで見かけたサプリを買ったそうです。

 

今は、「尿酸キクA錠」の方に切り替えていて、なんと!

先日の検診結果では、主治医に褒められる値が出たそうです。

私も嬉しかったです。

もし、尿酸値が気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい!

 

自分の不健康を放置しないで下さいね。