男性更年期障害の原因と対策。効果的な漢方やサプリについて。

男性更年期障害の原因と対策。効果的な漢方やサプリについて。

テストステロンとは、男性ホルモンの１つです。

• 体力、気力が低下し、落ち込む事が多くなった。
• 若い頃より筋肉が落ちて、おなか周りは脂肪が増えた。
• 体を動かすとすぐに疲れ、回復が遅い。
• 仕事への気力も性欲も沸かない。

これらは「テストステロン減少」の影響です。

 

テストステロンの働きが悪くなっていると聞くと心配になるかと思いますが、大丈夫です！

 

毎日運動したり、ストレスを貯めないようにして、健康的な生活スタイルに変える事で、テストステロンの働きは徐々に高まるので、ちゃんと回復できます！

 

漢方やサプリメントを活用しながら改善する事もできます。

もし、症状が深刻になる場合は、泌尿器科への受診が必要になるので、まずはここで紹介する「今できる方法」から取り組んでみて下さい。

 

 

 

テストステロン減少の典型的症状

もともと体質的に男性ホルモンの量が少ない人や、加齢とともに減少することで起こる男性更年期の問題。

シンプルに言うと、ネガティブ思考や肥満体型への変化です。

 

過度なストレス、運動不足、喫煙・飲酒、食生活も影響し、近年では若年化の傾向です。

典型的な悩みとしては、

• 不妊や無精子症
• EDなどの生殖機能の異常
• 男性の冷え性
• 中年太り・内臓脂肪の増加（後述）
• 頻尿・尿トラブル

などが挙げられます。

 

男性のうつ症状や易疲労性（元気が出ない・疲れやすい）、腰痛などは、男性の更年期症状の可能性があると報告されています。

男性ホルモンの機能が低下すると、全身の機能も低下しやすいため、冷え性や体調不良・不定愁訴などが起きると考えられています。

 

男性ホルモンの働きが改善すれば、落ち込みやすかった状態からポジティブ思考へと変化していきます。

• 前向きに考えられるようになる
• 不安感消え、自信がつく
• 日常生活に楽しみ・幸せを感じる
• 性欲が亢進し、性的に快活になる

 

男性ホルモンの状態をチェックする方法

男性ホルモンは、生まれながらにして、かなりの個人差があります。

男性ホルモンのもともとの弱さは、男性器のサイズと朝勃ちの頻度で分かります。

 

男性器のサイズ

まずは、サイズについてですが、男性器サイズが平均以下であるか否かで調べる事ができます。

正確なサイズを統計的に知る事は難しいですが、日本人男性の平均値は12cm〜15cm（勃起時）と言われており、これが一応の判断基準になります。

 

このデータをもとにすると、低く見積もっても、サイズが12センチ未満の人は、平均以下と考えられます。

 

男性器の膨張率や、朝勃ちの頻度

また、以前より勃起時の膨張率が悪くなっていたり、勃起状態を維持できる時間が短くなっている人は、加齢にともない男性ホルモンの状態が悪化している可能性があります。

 

いくつになっても、元気な人は朝勃ちをします。

もし、朝勃ちの頻度が減ったなら、これも男性ホルモン低下を示すサインと言えます。

 

もし、「自分はEDっぽいかも？」と思い当たるふしが少しでもあるなら、すでに男性ホルモンの機能低下が始まっている状態です。

 

テストステロンの低値によって起こる肥満

加齢男性でのテストステロン減少は、抑うつ状態や、性機能低下、認知機能の低下、骨粗鬆症、心血管疾患以外を引き起こす事以外にも、

メタボリックシンドローム（肥満）のリスクを高めます。

• 内臓脂肪の増加
• インスリン抵抗性の悪化
• HDLの低下
• コレステロール値とLDLの上昇
• メタボリック症候群

ダイエットしても続かない人や効果が出ない人の根本原因には、テストステロンの量が関わっている可能性があります。

 

 

男性ホルモンの機能を改善させる方法

重要な事は、どうやって男性ホルモンの機能を改善させるかです。

「性」の問題のみならず、健康に関わる問題なので、とても大切な事なんです。

よく言われている方法としては、

• 筋トレを行う。
• お酒、たばこを控える。

 

でも、これってなかなか努力が必要で大変です。

さらに、成果が見えるまでに時間がかかります。

 

もともと、元気がない人に「筋トレをやれ」「お酒・たばこをやめろ」なんて努力を求められても、なかなか厳しいですよね。

そこで、おすすめなのが、辛い努力をせずにテストステロンの働きを活性化させてあげる事です。

 

男性ホルモンを活性化させる方法としては、漢方やサプリメントなどで有効成分を補充する方法が有効です。

「泌尿器科への通院治療までは必要ない」という人は、まずは市販の漢方やサプリを使ってみて下さい。

※ただし、もしそれでも改善がみられない場合は、一度、男性更年期障害専門の泌尿器科で診察を受けてみてください。

 

漢方で対処する方法

東洋医学の考え方では、加齢などによって活力がみられなくなった状態を「腎虚(じんきょ)」というのですが、

「腎」とは腎臓のことではなく、「人間の生きる力、生命力」といった概念的なものです。

 

元気ハツラツさがなくなったり、冷え性、髪が白髪になり、難聴や耳鳴り、老眼などが起こるのも、腎虚によるものと考えられています。

 

腎虚の症状を改善する漢方薬が「補剤(ほざい)」と呼ばれるものです。

• 八味地黄丸(ハチミジオウガン)【尿トラブル時におすすめ】
• 補中益気湯(ホチュウエッキトウ)

徐々にですが、男性ホルモン（テストステロン）の産生を増加させるという報告があります。

 

その他には、

基礎代謝が下がって、肥満体質・血糖値上昇、痛風リスクなどの生活習慣病タイプの人は、

• 防風通聖散（ボウフウツウショウサン）

もおすすめです。

 

これらの漢方は、薬を飲めないほど弱っているという人や、肥満体質の女性にも使用できるタイプの身体にやさしい漢方です。

逆に、通常の生活をおくれていて、それなりに元気があるという男性には少し物足りないかもしれません。

 

もともと、漢方はゆっくりと体質改善をはかっていくものなので、短期的な効果を期待する人は、次に紹介するサプリメントの方が相性が良いです。

 

漢方よりは、もう少し早く効果を感じたいという人はサプリメントも検討してみてはいかがでしょうか。